奥多摩湖の湖畔沿いを走っていると、山のうえにぽつんと白い建物が見える。 よく見るとちょっと不思議な形をしているこの建物。 いったい何なの？　どうやったらたどり着けるの？　ちょっぴり気になる。

　白い謎の建造物の正体は小菅の仏舎利塔（妙法寺仏舎利塔）。 観光案内の看板では下のようなイラスト入りで紹介されている。 観光ガイドブックには載っていないから、あまりメジャーな観光スポットではなさそうだ。

　観光案内板によると途中までは車で行けるらしいが、その先は登山道。 残念ながら、誰もが容易に辿り着ける建物ではなさそうだ。

■2004年12月19日(日)　仏舎利塔　初訪問！！
ちょっとわかりにくいが、R139のここから 登山道の入口まで車で上がることができる。
ちょうど原始村へ行くための分岐路の反対側だ。

ここが登山道の入口。急勾配の砂利道が左側にある。
登山道はガードレールがない上、かなりガレ気味で、道幅が狭い。
車の対面通行はまず無理！　踏み跡はあるが、車では入らない方が良さそうだ。
※転落＝即死なので、二輪のオフ車での進入もおすすめできません！
　
仏舎利塔は大寺山のてっぺん辺りにあるようだ。
私のノロノロ足で上りに50分、下りに30分かかった。
距離はそこそこだが、とくかく急勾配で息が上がりっぱなしだった（￣◇￣；

途中、民家の庭のような場所をぶった切り、延々と歩いて仏舎利塔へ到着。
想像以上に大きくて立派な建物でびっくりした。
あんな険しい道の先に、このような立派な建造物を建ててしまうとは…。

仏舎利塔へあがると木々の間から奥多摩湖が見えた。夏だと見えにくいかもしれない。
４体の仏像は東西南北の各方位を向いている。
とても静かで、聞こえるのは野鳥の声のみ。何とも神秘的な場所だった。
リサーチ結果：イラストより遥かに立派な建物でした（￣▽￣；